1 甘泉法師 2013/07/27 (土) 18:13:52 ID:ctwIRbLQLU 修正アリ: 19:30 [修正] [削除]
こんにちは。

AliceとBobと観衆のパラドクス

1. AliceとBobは同じ慣性系に静止している。AliceとBobがふたりの中点から出るもつれたふたつの光子を観測した出力をそれぞれa,bとすると、保存則を満たすように相手側は状態a*,b*に収縮する。

2. AliceとBobのまわりにさまざまな速度で運動している観衆がいる。観衆の慣性系によって同時線は異なるので時空線上のどこで収縮がおきたかは異なる。みなの意見を総合すると相手の光子は発生直後からずっと状態a*,b*であり続けたことがわかる。 さらにAlice側とBob側を総合すると観測前に両方の光子は状態値a*,b*であったことがわかる。

3. a*とb*は保存則を満たさず、矛盾。(例  Aの偏光観測軸とBの偏光観測軸が傾いている場合)

 最近の議論からおもいついた副産物です。へんだとおもっていますがどこが決定的におかしいのかご教示に前もって感謝。

説明図 http://folomy.jp/heart/img.php?filename=t_29046_1_1374920959.jpg
2 TimeComm 2013/07/28 (日) 10:47:19 ID:/YASHCpL22 [修正] [削除]
甘泉法師さん、こんにちは。

そのようなパラドクスに陥る理由は、前提の議論に飛躍が含まれているからです。

簡単のために、スペースライクな関係にあるアリスとボブとの双方でHV測定(HかVかの偏光測定)が行われることが、
測定対象の量子もつれ光子対が生成される以前から決まっている場合について考えます。

このとき、アリスが測定値Hを得たからといって、
アリス(やアリスの側の観衆)から見て、
同時刻のボブ側の光子の偏光あるいは同時刻のボブの光子の測定値が量子相関によりVに確定したというのは、論理的飛躍です。
なぜなら、量子相関が確認されるのは、互いの測定値を持ち寄ることができる未来の時空領域であり、
それは、アリスの測定事象を頂点とする未来光円錐とボブの測定事象を頂点とする未来光円錐とが相貫く時空領域だからです。
ですから、アリスが測定値Hを測定したからといって、同時刻のボブ側の偏光がVに決まったとはいえません。
測定時のアリスがいえることは、未来の相貫領域においてボブの測定値がアリスの測定値と量子相関するに違いないということだけです。

そこでこの場合、測定時刻のアリスは、その時刻のボブの状態をH(測定)かV(測定)かの混合状態として記述する以外にありません。
H(測定)かV(測定)かの混合状態だといえる理由は、測定対象の光子対が生成される以前からHV測定が行われることが確定していた(そういう設定にした)からです。
そして、アリス(やアリスの側の観衆)から見れば、ボブの測定状態は上記相貫領域の境界時空面を通過するときに量子相関に則ってV測定状態に収縮するといえます。
3 甘泉法師 2013/08/16 (金) 00:15:43 ID:ctwIRbLQLU [修正] [削除]
こんにちは。
別の掲示板でご意見を伺うこととしますので
ダブルポストにならないようこちらはクローズします。
失礼しました。有難う御座いました。

掲載先 http://fphys.4rm.jp/modules/d3forum/index.php?post_id=101





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