EMANの物理学 過去ログ No.8161 〜

 ● ヒグス新理論

  投稿者:明男 - 2010/01/05(Tue) 12:03  No.8161 
いやあ、驚いた。銀河のダークマターがヒグスそのものであるという新理論が阪大の先生から出されたらしい。まさにコロンブスのたまごである。従来のセルンの実験方法では検出できないが数年以内に検証可能であるらしい。新粒子発見と言えばその寿命はフェムト秒クラスと思っていたが、安定であるという。しかも同時にこの世界が4次元以上の多次元であることの証左ともなる。
素人の直観では「ありえな〜い。けど、ありえる〜」という観点(どんな観点かいな)から、非常に面白い。新年早々、また楽しみがひとつ増えたね。

  投稿者:nabeyang - 2010/01/05(Tue) 13:25  No.8162  <Home>
これのことですか?

http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/abs/0908.0212

大阪大学と言えば、ゲージヒッグスですよね。
たしか5次元の理論で、ゲージ場の5成分が、4次元の
人から見ると、スカラー場なので、それをヒッグスとしよう
っていう感じだったと思います。5次元だから、繰りこみ不可能ですね。

  投稿者:明男 - 2010/01/06(Wed) 00:48  No.8166 
>nabeyangさん

それでしょうね。繰り込み可能性の詳しい議論は知りませんが、問題はダークマターとしての候補たるべき理由と現実に検証可能かどうかですね。核子との散乱断面積がダークマターと同じくらいということですが、地上での実験はどうするのでしょう。安定な粒子がなぜ今まで実験にかからなかったのかも不思議です。まあ、分からないことだらけなので、推移を見守るしかないのですが。。。

  投稿者:nabeyang - 2010/01/06(Wed) 01:18  No.8167  <Home>
明男さん、

新聞で報道されていたんですね。特に新しいことをしている印象はないですし、新聞記者が、深く論文を読んだとも思えないので、ダークマターってことで、取材することになったのかもしれないですね。

  投稿者:大学生A - 2010/01/06(Wed) 08:56  No.8168 
数多ある仮説のうち、これが注目を浴びる一番の理由はなんだろうか・・・?
それを理解するだけでも、ものすごい年月が掛かりそう。w

  投稿者:明男 - 2010/01/07(Thu) 11:34  No.8171 
御紹介の論文を読んでみましたが、画期的ではないようですね。トーシローが思うことなので的外れかもれませんが、確かに目新しい感じはしませんでした。カルツア・クラインの流れを汲む5次元ゲージ場の話ですね。ただ、パラメトライゼイションがダークマターの候補として成りうる値にフィットする範囲にあるようですが、安定の議論もかなり直観的な感じがします。新聞報道で大御所のだれそれが絶賛したかのような記述があったので、ちと早合点かも。(正直言えば、人騒がせな!w)。

  投稿者:nabeyang - 2010/01/07(Thu) 17:33  No.8173  <Home>
明男さん、

そうですか、でもそれが普通です。ニュース性がないように見えるのに、ニュースになっているのが不思議ってことですけど。

現象論って、今までの実験と矛盾しないようなパラメータスペースが残っていて、あとは、その理論を他と区別できる反応を提案できたら合格って感じですよね。ベンチマーク的な意味合いで、ともかく、実験が答えを出すまで、無数の理論を作っていくのが、今の流れだと思います。それで、新しいフレームワークができたとき、それ自身のもつ問題を解決するために、また新しいメカニズムを考えてってやっていくうちに、複雑化していく傾向にある気がします。具体的には超対称性だったり、大統一のsu(5)とかを思い浮かべれば良いと思いますけど。

あとは、弱結合理論を仮定して、摂動論で話が済むようにしていることも多いみたいですね。これは自然がそうあるとかでなく、ともかく人間にとって楽な計算になるとか、早く計算が終わるとか、そういった理由だと思いますけど。

物理学ってのは、そこまで高度に複雑化してしまって、物理学が始まったころの単純な感動とか、そういったことも残されてないのでしょうか。それとも、全てが分かった時には、やっぱり、単純な物理らしい理論が生まれるのでしょうか(新聞では新理論って言ってますけど、あれは模型ですよね)?

  投稿者:hirota - 2010/01/07(Thu) 18:29  No.8174 
超対称性はボースとフェルミの統合だし、大統一も複数の相互作用の統一だから、どちらも単純化の努力でしょう。
ちょっと前に無数のバリオンが素粒子として並んでた頃と比べれば、クォークのおかげで随分と単純化されました。

  投稿者:nabeyang - 2010/01/07(Thu) 18:36  No.8175  <Home>
hirotaさん、

それはそうなのですが、それと実験的制限を両立するのに、複雑化しているという話をしていました。パラメータ自体、すごい増えますからね。なんか、各模型のアイディア自身は、良く聴こえるのですが、それを保つために、余計なものを多く用意する必要があります。

あと、クォーク模型については、そうですね。単純化しました。ただQCDは不都合にも、強結合理論だったんですよね。

su(5)の大統一理論には、とりあえず、電荷の量子化とかも説明できますけど、その大統一理論では説明できない、統一によって、招いている問題もあるのも事実です。また、その問題も解決するメカニズムはあるそうですが、それによって、やっぱり複雑化しているように思えます。ゲージ理論のような単純さはないと思います。

  投稿者:凡人 - 2010/01/09(Sat) 00:40  No.8178 
>新聞報道で大御所のだれそれが絶賛したかのような記述があったので、ちと早合点かも。(正直言えば、人騒がせな!w)。
「大御所」の方は、何かの深謀遠慮があって、リップサービスをしたんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか?
ところで、私はやっぱり「大御所の方」が切り拓いたひも理論から発展した、超ひも理論が大本命だと思っていますが、如何でしょうか?
尚、「大御所」の方が超ひも理論に深入りしていないのも、何かの深謀遠慮がある為だと思います。
<<追伸>>
因みに私は、超ひも理論の発展によって、ボーム力学が見直される時が来ると予想しています。