EMANの物理学 過去ログ No.7081 〜

 ● 超高速通信に成功した、だとか…。

  投稿者:Eve - 2009/07/01(Wed) 23:33  No.7081  <Home>
お久しぶりですww
ちょっと「コレ、すごいんじゃない!?」と思うニュースがあったので、EMANさんに…w

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200907012012&lang=
(タイトル:ロスアラモス研究所、光速を超える電波の送信装置の開発に成功)

上のタイトル通りの内容なんですが、ローレンツ変換によって否定された
光速以上への加速が可能になった…?
それとも、それらとは全く機構が異なる技術なんでしょうか。
高校物理の範囲では全く理解出来ませんが、これってどうなんでしょう?w
今ある理論の変更を迫られたりとか、無いのでしょうか。

  投稿者:EMAN - 2009/07/02(Thu) 08:18  No.7082 
 このニュース、何なんでしょうね?

 この手の見出しのニュースはよくあって、(特にテクノバーンでは。)中身を見てみると、特殊な条件下では波形がつんのめってて、「ここだけ見ると光速を超えたように見えるでしょ?」的なものが多いんですが、今回の話はどうなんでしょう。 「安定的に光速の壁を超えて電波の送受信を行うことは困難」という部分がそれに似たものを感じさせます。

 中身は良く分からないけれど、携帯電話の遅延を無くすのに応用できるとか言ってます。
 そりゃすごい。
 しかし、ところどころ微妙な表現で煙に巻いてる感じもあります。
 文の一つ一つは事実だけど、全体が事実とは限らないし。

 例えば、

> 研究グループでは、光速を超える速度で通信を行った場合、衛星経由で携帯電話を使用した場合でも遅延が生じなくなるとした上で、

 これは事実。

> このシンクロトロン偏光の原理を次世代型携帯電話などに応用することを考慮している。

 これも事実かも知れない。 考えるのは自由だからね。

 だけど「これを利用すれば携帯電話の遅延が生じなくなる」とは言ってないことに注意。

 ちょっとくらい光速を超えたところで、携帯電話の遅延がなくなるとも思えないからねぇ。

  投稿者:あもん - 2009/07/02(Thu) 13:55  No.7083 
唯一のソースである論文では superluminal polarization current distribution(超光速分極電流分布)
となっているのに Technobann Japan では "光速の壁を超えて電波を送ることが可能" と書かれているのが
怪しいね。他の press はおろか、Technobann English にさえ今のところこの記事は見つからないし、
とある一人の科学に疎い記者の早とちりじゃないかな? あるいは確信犯かもね。(だとしたら大罪w)
もちろん、情報を伝達していない何らかの分布が光速を超えて伝播するように見えるのは何ら不思議では
ないし、相対論に抵触するはずもない。

  投稿者:Eve - 2009/07/02(Thu) 20:46  No.7085  <Home>
お二方の書き込みを読んで改めて考えると、意外と、Technobahnって適当なのかなぁと感じました。
今までLHCの動向を始め、全幅の信頼を置いていたんですが、
もうちょっと自分の頭で考えないといけませんねw
(あと、他のニュースサイトも…)

最初に、一般人からしたら「常識が覆るような大ニュース」が、
何でこんなに小さく取り扱われてるのか不思議に思ったんですw
ちゃんとした科学者から見て眉唾物のネタなら、仕方無いか…残念w

  投稿者:明男 - 2009/07/02(Thu) 22:35  No.7086 
論文のイントロダクションとコンクルージョンを読んでみました(中味は面倒になって思考停止w)。
まともな論文です。しかし、超光速通信なんて何処にも書いてない(と思うんだけど)。携帯電話へのアドバンテージも衛星の数を減らし、少ないパワーで広帯域、など(これらは電波の指向性、低減衰性などによる)が上げられている。超光速なのは偏極カレントの位相であって、電波の速度では無いし、スピン波でも従来から知られていた物理であろうと思われます。本文中にも相対論的制限に反するような事ではないと明記されていますね。
写真の実験装置も原理確認のモデルであり、いわば実証回路で本物の通信回路ではないし、論文自体2004年に出たものですね。

ここからは想像ですが、要するに制動放射の強指向性と非球面波の低減衰性を活かし、かつ超光速で偏極する電波によって、いわば超高速サーチライトのように多重通信を切り替える装置の原理確認に成功した、というような物ではないかと思います。

ここからは妄想ですが、本来の意味での超光速通信は超弦理論でのタキオンを使うことになるでしょうね、多分。これは余剰次元にあり、4次元の時空理論である相対論の制限は勿論受けません。よって歌をつけます(何のこっちゃ)。木曾節で。
キソ(物理)のなあ〜、なかには無あいが、
キソの御タキオンはあ、何じゃらほい。
光よ〜り、はやい、やいやいやい。
やいやいやいのはやいやい。