EMANの物理学 過去ログ No.5315 〜

 ● LHCがトラブルで再び停止、再開まで少なくとも2か月

  投稿者:全充 - 2008/09/21(Sun) 10:40  No.5315 
だそうです。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2519606/3358065

すんなりとはいきませんね。
ハッブス望遠鏡の時もまともな稼動までは時間掛かりましたもんね

  投稿者:明男 - 2008/09/21(Sun) 21:49  No.5318 
ちょっと不謹慎な発言なのかも知れないので、あまりまともにとられても困るのですが。

古来から、日本では例えば家を建てるには地鎮祭を行い、八百万の神々に祈って、穢れを払い、邪を避ける風習がありますが、近代的な施設、原子力発電所や工場の稼働開始、船の進水式などでも無事を祈り、事故のないことを祈願する文化がありますよね。
ところで、欧米ではどうなんでしょう。最先端の科学を研究する高度な技術の結晶である加速器に盛り塩が供えられているとは思えませんが、アーメンくらいは言うのかしら。

叡智の結集であるからこそ、神の御加護が欲しいような、いや、神でなくとも、大自然への謙虚さと畏れを持って事にあたることが、あながち的外れとも言えない気がしています。

  投稿者:EMAN - 2008/09/22(Mon) 09:55  No.5321 
 最初の中断については、
新聞記事は少々大げさだろうと思いましたが、
今回のはつらいですね。

 巨大なシステムを統合するのは難しいので、
何らかのトラブルはあるかとは思いましたが、ちょっと大きい。

 不具合は早い内に出し切って、
事故が続かないように願ってます。


> 盛り塩が供えられているとは思えませんが、

 地脈を遮ったりしてないかなー?

  投稿者:ねじばな - 2008/09/22(Mon) 13:42  No.5324 
明男様

>盛り塩が供えられているとは思えませんが、アーメンくらいは言うのかしら。

前 映画でみたとき シャンパンとかワインを船体にかけてました。

実験室の片隅の壁に マリア様の肖像画とか かけてあるかもしれないですね。

う〜ん 欧米だとやっぱり石に祈るイメージ。ラピュタの飛行石に祈るか…。

  投稿者:全充 - 2008/09/22(Mon) 16:09  No.5325 
まだ記憶に新しい北京オリンピックで
鮮烈な印象を残した、陸上男子100m優勝のおふざけボルトですら

スタート紹介のとき、弓矢を天空に射るポーズでおどけていますが
スタート位置について、両手を着く前に
胸の前で十字を切っていますから、
おそらくそういうことはするんではないでしょうか。

  投稿者:yuya - 2008/09/22(Mon) 16:40  No.5326 
LHCではなくLEP(large electron-positron collider)という加速器のときは
CERNがちゃんと起工式やってる証拠写真を見つけて、妙にホッとしてみたり。
http://cdsweb.cern.ch/record/39557/
写真だけでは宗教的な雰囲気は読み取れず、エラいさんが挨拶してるだけなのかな。
それくらいだったら当然するかな。うーむ。

  投稿者:waki - 2008/09/23(Tue) 02:54  No.5327 
あまり関係無いですけど、この前、うちの会社の連中が「LHCとか言うブラックホールを作る実験装置がウイルス攻撃を受けてるらしい!乗っ取られたら大変だ!」という話題で盛り上がっていました。私はあまり親切な性質では無いので、皆の心配をよそに、EMANさんが心配していた事がこんな身近であるなんて!とただ内心失笑しながら聞くのみでしたが。。。

  投稿者:明男 - 2008/09/23(Tue) 08:41  No.5328 
みなさん、いろいろ気にかけていらっしゃるのですね。

実験結果が待ち遠しいのは事実ですが、やはり、故障や事故は起きて欲しくないです。

古代のように大工事に人柱を捧げたり、近年でも危険な工事に人的被害が出ることをあたかも対価のように論じる風潮は愚かなことです。決して亡くなった方を貶めるつもりはありませんが、そのような被害は技術の未熟であり、恥ずべき事です。
世界の耳目を集める実験であるからこそ、慎重にも慎重を期して、事故の無いよう、また、我々も騒がず見守る必要がありますね。残念は胸の内のみに留めて・・。

  投稿者:藤田伊織 - 2008/09/28(Sun) 16:45  No.5369  <Home>
LHCは陽子などの荷電粒子の加速器です。光子を加速させる方法はあるのでしょうか?

  投稿者:あもん - 2008/09/28(Sun) 19:52  No.5370 
>光子を加速させる方法はあるのでしょうか?

現実的な手法としては無いと思ってよいと思います。
ただ加速器で荷電粒子を衝突させれば、それなりのエネルギーの光子が放出されます。
(ここでは、光子の加速=エネルギーの増加 の意で言っています)

  投稿者:凡人 - 2008/09/28(Sun) 23:23  No.5372 
>光子を加速させる方法はあるのでしょうか?
もしかしたらという話しですが、宇宙の膨張を加速すれば、光子もその分加速するのではないでしょうか?

  投稿者:藤田伊織 - 2008/09/29(Mon) 05:54  No.5375  <Home>
あもんさま
「光子を加速させる」については、高エネルギーの光子を作ることではなくて、ある一つの光子を加速させる方法についてです。励起では、共鳴状態にエネルギーを付加して高エネルギーのレザーを作るのだと思いますが、それではなくて、電場や磁場で陽子や電子といった荷電粒子を加速するような方法はないものかと考えています。
当然、ご指摘のとおり、「加速」といっても、光速は超えられないので、「エネルギーの増加」すなわち、「周波数増加」あるいは「波長が短くなる」ことです。
もう一つ、悩んでいることがあります。相対論で質量とエネルギーが同等だということはわかりました。実際、物質の質量が減った分だけ大きなエネルギーがでます。反対に、エネルギーが、特に光子が質量に変換して、物質になることはあるのでしょうか?

  投稿者:hirota - 2008/09/29(Mon) 10:38  No.5376 
>光子が質量に変換
電子-陽電子対創生などですね。

  投稿者:藤田伊織 - 2008/09/29(Mon) 20:26  No.5377  <Home>
電子-陽電子対創生
ですが、陽電子は実際には残らないし、残っていないので、また、対消滅でエネルギーというか、光子に逆戻りです。対称性の破れで、宇宙の創生時には物質が残ったのでしょうが、もう今の時点では、質量として継続的に残るような光子から質量への変換があるとは思えません。

  投稿者:EMAN - 2008/10/23(Thu) 15:26  No.5599 
> 大型ハドロン衝突型加速器、運用再開は最低8ヶ月を要する見通し

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200810231224

 ああ・・・

  投稿者:明男 - 2008/10/23(Thu) 16:06  No.5600 
> 大型ハドロン衝突型加速器、運用再開は最低8ヶ月を要する見通し

ああ・・・。実験結果の発表を生きて迎えられるかしら・・・。

  投稿者:yuya - 2008/10/23(Thu) 17:12  No.5601 
> 大型ハドロン衝突型加速器、運用再開は最低8ヶ月を要する見通し
ああ・・・。
物理畑ではない私は、なんでそんなに時間がかかるのか見当もつかないのですが、
みなさんはいろいろ想像しながらこういうニュースを聞いてらっしゃるのでしょうか?

  投稿者:EMAN - 2008/10/24(Fri) 01:38  No.5603 
> 物理畑ではない私は、なんでそんなに時間がかかるのか見当もつかないのですが、

 まぁ、物理学的にどうこうの前に、前例のない巨大建設工事ですからね。 イメージとしてはピラミッドか、万里の長城、空中庭園なんかに近いです。 部品も特注、場合によっては手作りでしょうから。

 私には、人類がこんなプロジェクトを持てる事が奇跡にさえ思えます。 戦争や経済危機、社会構造の変化など、何かが間違えば、二度とこんなことを実行できなくなるのではないかという危うささえ感じています。

 高が数千億円規模のプロジェクトに、ちと大げさか。

  投稿者:凡人 - 2008/10/24(Fri) 11:58  No.5604 
これはSFですが、8ヶ月後に不治の病に冒された高名な物理学者が、臨終間際に、LHCに於けるマイクロブラックホール生成実験の安全性の理論的根拠が破綻している事を示し、LHCでの実験開始2秒前に実験を取りやめて、人類は救済される。という事は有り得ないでしょうか?
http://www4.kcn.ne.jp/~tm-hama/think2005-4%28gattyaman%29.htm

  投稿者:EMAN - 2008/10/24(Fri) 12:34  No.5606 
> 大型ハドロン衝突型加速器、運用再開は最低8ヶ月を要する見通し

 このテクノバーンの記事、ちょっと怪しいですね。

 最新ニュースかと思いきや、10月16日に CERN が発表した事故報告書の話をもとにして書いてますよね。 CERN のプレスリリースで読める英文記事のことだとすると、そこには修理に何ヶ月かかるかなんて書いてないし、むしろ問題なく作業を続けていると書いてあるように思いますが、どこか別にあるんでしょうか?

 で、「再開は来年春頃」という話は9月23日に発表された話であって、「仮に5月だとしたら」というのは勝手な憶測のように思えます。 実は「いまさら」な記事だったか。

 お騒がせしてすみません。

  投稿者:EMAN - 2008/10/24(Fri) 14:37  No.5607 
> これはSFですが、・・・という事は有り得ないでしょうか?

 一体何を確認したいんだか?
 SF なら何でもありでしょうが。
 読者をその世界に引きずり込むくらいの説得力があって、かつ面白く書けるのなら。
 どんなはったりを持ち出して読者をその気にさせるか、それが SF 作家の腕の見せ所ってもんよ。 あまり現実離れした設定を持ち出すと SF とは認めてもらえなくなるけれど。

  投稿者:凡人 - 2008/10/24(Fri) 15:01  No.5608 
EMANさん
>あまり現実離れした設定を持ち出すと SF とは認めてもらえなくなるけれど。
というお話しをお伺いして安心しました。
私は超臆病者なので、大きな余剰次元空間の存在が許される理論が万々が一正しかった場合に、即ち、これまでの標準的な素粒子物理学の常識が覆された場合に、これまでの素粒子物理学の常識によってこの問題を判断しても全く何も問題が無いのかという事がやはり気になっため、先のようなコメントを行ってしまいました。
申し訳御座いませんでした。

  投稿者:yuya - 2008/10/25(Sat) 13:10  No.5612 
EMANさん:

>まぁ、物理学的にどうこうの前に、前例のない巨大建設工事ですからね。 
>イメージとしてはピラミッドか、万里の長城、空中庭園なんかに近いです。
>部品も特注、場合によっては手作りでしょうから。

にゃるほど〜。言われてみればそうですね。ありがとうございました。

>で、「再開は来年春頃」という話は9月23日に発表された話であって、
>「仮に5月だとしたら」というのは勝手な憶測のように思えます。

いくつか海外のニュースを見ると、来年6月というのも全く無根拠というわけではなさそうですね。
http://www.andhranews.net/Technology/2008/October/18-Atom-smasher-69733.asp
>Officials at CERN ... have said that the time till June 2009 is needed to overhaul ...
この記事のさらにソースになったものを見つけることはできませんでしたが……。

いずれにしても、再開しないまま定期のシャットダウンに突入してしまう、ということのようですね。
冬場は電力不足になるので加速器を止めるなんて、今更ながら知って驚きました。