EMANの物理学 過去ログ No.775 〜

 ● DTPと電子出版(日記を読んで)

  投稿者:明男 - 2006/11/30(Thu) 17:47  No.775 
こんにちは。
わが社でもある定期刊行物の出版に関わっていたことがありましたが、版下って言うんですか、作って渡すと、すぐに印刷できるレベルまで社内で仕上げていたようです。
DTPが言われ出して久しいですが、パソコンでここまで出来るようになるなんて一昔前は考えられなかったですものね。
そのためだけにMac党になった方達も多く見聞しましたが、私はWindows派だったので、DTPはちょっと遠い世界でしたが、今はWindowsでも遜色ないでしょう。
昔の画像解像度とCPUなどのパフォーマンスを思えば、まさに隔世の感ですが、あらためて人間の目の凄さ、脳の情報処理能力の高さを思いますね。
学問書の値段の高さは発行部数が僅少なことに加えて、数式混じりの原稿作成の大変さが原因だと聞いたことがありますが、いまや関係なくなっているのですかね。
しかし、内容は日本語というか文字で説明していることは変わりないわけだから、今後進化した出版物は別の要素が必要だと思いますね。javaなどで物理シミュレーションを見せるようなサイトはありますが、対話型の教科書みたいなレベルのものを作ることももはや可能でしょう。電子出版の一形態としてあってもいい気がしますね。
もっとも、そのセンスは物理とはまた、異なる領域の能力が要求されるでしょうが、コラボレートは時代の標語ですから、強ち夢想ではないのかも知れませんね。

  投稿者:ワイル - 2006/11/30(Thu) 19:10  No.776 
明男さん、こんばんは

>>昔の画像解像度とCPUなどのパフォーマンスを思えば、まさに隔世の感ですが、

そうですね?

ちょっとDTPとは関係ないような話ですが。。。

一昔まえのスーパー・コンピュータや超大型サーバなみの性能の
マシンが、これからのパソコンなんですが、それを何につかうか?

物理・化学や金融などの数値計算やシュミレーションなどには、
うってつけなのですが、書店などで並んでいる数値計算の解説書
・参考書などは古いものしか無くて、こまっています。

ニュートンの運動方程式くらいでは、昔のパソコンでもできたけ
ど、いまのパソコンのCPUであれば、一般相対論のアインシュタ
イン方程式を解くこともできるようです。

個人では、アインシュタインとかヤンミルズの方程式を数値的に
解く方法、プログラムを知りたいと思っています。

実際、パソコンやサーバーのCPUのスペックの目安となるSPECベン
チマークでも、昔のSPEC92(1992年版)やSPEC95(1995年版)
では、マクスウェルの電磁場方程式を数値的に解く計算のプログ
ラムが使われていたのですが、最近のSPEC2000(2000年版)や、
SPEC2006(2006年版)では、アインシュタイン方程式を数値的に
解くプログラムが使われているようです。

線形のポアソン方程式やマクスウェル方程式の場合、差分法や有
限要素法などで離散化して大次元の連立一次方程式にして解くの
ですが、アインシュタイン方程式やヤンミルズ方程式のような、
複雑な非線形方程式の場合は、どうなるのでしょうかね?

金融における、ブラック・ショールズ方程式も、なかなか複雑で
すが、興味あります。

  投稿者:明男 - 2006/11/30(Thu) 23:29  No.777 
こんばんは。
例えばNavie-Stokesにしても、それを解くということは、理屈にあった差分式が作れること、境界(初期)条件が適切に設定できること、が必要で、それは方程式の難易度の問題というよりモデリングの問題ですよね。そして一般的にFEM,QEMなどで解かれている問題は2階偏微分方程式か高階のものをリダクションした(できた)場合で、しかもモデルにより簡略化していることが多いですね。たとえば非圧縮性なら密度一定などで定数化できるわけですが、もっと高度な政治的判断みたいな変形もあります。
理屈の上では非線形であっても数値計算できるような気がしますが、例えばニュートン的3体問題でも、理論との整合性をとりながら差分化することは困難です。その一つの理由はおそらく静的な場合を除いて、つまり時間発展について厳密な差分化の方法が未発達(エネルギーや運動量が保存しないことはざら)だからではないかと思います。最近になって保存形式(Conservative)の差分式やシンプレクティック法などが発達してきましたが、それでも本質的な問題、数値計算上のカオスからは完全には免れ得ていません。重力場はそこに質量を入れると、非線形効果が本質的となり、意味のある解を求めるのは相当至難であると思います。
ともあれ、挑戦は良いことだと思います。ネット上でも論文(のかけら)や概説なら見つかるでしょうから、根気よく探されてみるのも良いかと思いますが。
しかし、フロンティアであることは覚悟して腕を磨く必要があるでしょうね。つまり「先達はあらまほし」状態であることと「死して屍拾う者なし」(^^)ということであります。
では、また。

  投稿者:EMAN - 2006/12/01(Fri) 00:06  No.778 
> 対話型の教科書みたいなレベルのものを作ることももはや可能でしょう。

 ハリーポッターなんかで出てくるような、絵が動く本ですかねぇ。 あー、電子ペーパーと電子インクで、パラパラとめくれる電子ブックを想像してしまってました。
 現状で可能なのは、一画面のヤツですよね。

> つまり「先達はあらまほし」状態であることと「死して屍拾う者なし」(^^)ということであります。

 この歳になって、古文やってて良かったなぁと思います。
 こんなの何の役に立つんだと思ってましたが、明男さんの文章を楽しむためだったんですね。
 「死して屍・・」は授業ではやらないけれど(笑

  投稿者:ワイル - 2006/12/01(Fri) 00:28  No.779 
こんばんは、

>>この歳になって、古文やってて良かったなぁと思います。

古文は苦手でした。
私は、数学でも、幾何学は中高生時代、あまり興味なくて、
あまり勉強していませんでしが、相対論やゲージ理論で、
幾何学の重要性を認識しているところです。


  投稿者:明男 - 2006/12/01(Fri) 02:30  No.780 
>EMANさん

おほめ(?)に預かり光栄ですが、はっきり言って(何故か力が入る)古文の成績、あちゃあーぁレベルでした。なぜか?
これが、物理と違って正解が一つじゃないんですなあ。

@授業をほとんどさぼっていたから(正解 ○)
A授業に出てても寝ていたから(正解 ○)
B出席簿に後からインチキして出席に書き換えたから(正解 ○)
なんと全問正解です!(って、なにしとんの>オレ)
高2の頃午後1時間目が古文でしたが、午後学校にいたことは一ヶ月に1回くらいでした。あとはトンズラ(あ、懐かしいこの言葉)。きっちゃてんでアイスコーヒー(広島ではレイコうーという)飲んでました、マジで。その他はよい子が真似するので言えません。
ぅ〜ん、南中何暗中真面目な
でも!漢文は得意でした。絶句も律詩もたっぷり鑑賞しました。韻は原語でないと無理ですが、漢字そのものが想像力を刺激し景色が見えるのです。しかし、テストの配点は古文70,漢文30。そんな理不尽な。斯くして私の素養は育たず、いつしか漢文のレ点もお帰りにならなくなりました。